実用・一般書
よりよいコミュニケーションのための 聞こえのワークブック
ISBN番号 978-4-87035-758-7
販売価格

1,980円(税180円)

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【書 籍 名】よりよいコミュニケーションのための 聞こえのワークブック
【著   者】南 修司郎 中川 尚志
【発行年月日】2023年4月20日
【 判サイズ 】A4

【内容紹介】
『聞こえのワークブック』は、聞こえにくさをもった方々と一緒におられる方へ向けて作られた本です。「聞こえにくさ」は一人一人異なっており、その方に適した方法を探さなければなりません。しかし、本人の努力だけで解決しないことの方がむしろ多いのではないでしょうか。
近年、障害に対する個人の技量の向上を目指して、セルフアドボカシーという考え方が提唱されています。セルフアドボカシーとは障害のある当事者が、必要なサポートを獲得するために自分で周囲と交渉、同意に至る技術のことです。聞こえにくい方々がこの技術を身につけ、聞こえにくいことが劣ったことでないと考え、自尊心をもって対応できることが、その方の生き方を変えることにつながります。
聞こえにくさを持つ本人および近くの人が、この本に書き込み一緒に学ぶことで、積極的に生活を楽しむきっかけとなれば幸いです。

【目次】
はじめに
1章 難聴の基礎知識
2章 補聴についての基礎知識
3章 代替手段に関する基礎知識
4章 環境調整
5章 コミュニケーションについて

【前書きなど】
よりよいコミュニケーションのための聞こえのワークブックは聞こえにくさをもった方々と常に一緒におられる方へ向けて、作りました。こどもさんから高齢者まで広い層を対象としています。聞こえにくさは補聴器や人工内耳などで聞こえやすくすることで解決されると一般的に考えられています。しかし、実際はそうではありません。聞こえにくさは一人一人異なっており、その方に適した方法を探していかないといけません。しかし、本人の努力だけで解決しないことの方がむしろ多いのではないかと思います。
2000年にWHOで採択された国際機能分類は、障害をもった方とそうでない方の共生社会をうたっています。
共生社会とは障害をもった方が暮らしやすい社会のことです。日本も障害者権利条約を批准し、共生社会を作ることを国の方針としています。障害者の生活に影響する背景因子として個人要因があると考えられています。障害に対する個人の技量の向上を目指して、セルフアドボカシーという考え方が提唱されています。セルフアドボカシーとは障害のある当事者が、必要なサポートを獲得するために自分で周囲と交渉、同意に至る技術のことです。これには、障害者の義務と権利を知っており、また、自分自身の障害を説明、どういう社会支援があるかを知ることが必要となります。聞こえにくいとどうしても引っ込み思案になりがちです。聞こえにくい方々がこのセルフアドボカシーという技術を身につけ、聞こえにくいことが劣ったことでないと考え、常に自尊心をもって対応できることが、その方の生き方を変えることにつながります。
本書では本人および近くの方がどのように聞こえにくいか、それにはどのような対応が適しているかを書き込め、一緒に学べるようにワークブック形式としました。この本がお役にたてて、積極的に生活を楽しめるきっかけになれば幸いです。


【著者プロフィール】
南 修司郎 (ミナミ シュウジロウ) (監修)
国立病院機構東京医療センター耳鼻咽喉科科長、人工内耳センター長。小児難聴、人工内耳手術を専門とする耳鼻咽喉科専門医。

中川 尚志 (ナカガワ タカシ) (編著)
九州大学医学部卒業、医学博士(九州大学大学院)。米ベイラー医科大学耳鼻咽喉科研究助手を勤めた後、福岡大学耳鼻咽喉科主任教授、福岡大学病院副病院長(医療安全・感染制御担当)。現在は九州大学にて耳鼻咽喉科教授を勤める。