小説・エッセイ
おっぱい山
ISBN番号 978-4-87035-594-1
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1,650円(税150円)

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【書籍正式名】おっぱい山
【著   名】西田宣子
【発行年月日】2017年2月1日
【総ページ数】280頁
【 判サイズ 】四六判

【内 容】
私たち、まっすぐに生きていきたいだけなのに  世の中はどうしてこう複雑なのでしょうね。千秋の目がそう語っている。二人はそのままの姿勢でそろそろと視線を上げた。高い空に風が出てきたのか、雲が少しずつ動き始めた。

少し前の時代には、貧しくても、弱者にやさしいコミュニティが存在した。現代にもそんなところがあれば、そこでは誰でも受け入れられ、やさしくつつみ込まれて再生していくのではないだろうか。

【目 次】
おっぱい山
おんじい坂
ゆうれいトンネル
朝顔の家
いつもの加茂駅で
悪緑石
あとがき
 

【著者紹介】
西田宣子(にしだ のぶこ)
1945年福岡県生まれ。福岡教育大学卒業。1991年「青い魚」で福岡市市民芸術祭賞、1992年「マウス・ブルーだ―」で九州芸術祭福岡県地区優秀作、1998年「チョウチアンコウの宿命」で文学界・98年度上半期同人雑誌優秀作など数々の賞を受賞